なりゆき実験室第4回「消える」

第4回目の実験室です。
テーマは「消える」

今回もメンバー3人でお届けします。
頭をひねって実験実験。

 

生駒さちこ『泡になった』
生駒01
アンデルセン童話の人魚姫。泡になって、消える。
決めたはいいがどう実現させる?方法は後から考えるそれがなりゆき実験室。

ガラス瓶の外側に自分の絵のプリントアウトを貼り付け、
中に炭酸水を注ぎ、紙を切り抜いた人魚姫に重しを付けそっと入れてみる。うまく浮いた〜〜〜!
…いや、これじゃ事件だよ。
生駒02

仕切り直し。
ガラス瓶の外側に自分の絵のプリントアウトを貼り付け、さっきの逆、
先に中に人魚姫を固定し、炭酸水を注ぐ。おお!

き〜
生駒03

え〜
生駒04

る〜〜!って泡出過ぎ!!
生駒05

瓶の下にライトボックスを配置、上からライトをあて、さながら簡易スタジオ気分。
時間を忘れてケタケタ笑いながらやってしまいました。
物語でも浮かばれないのにこんなところで何度もしゅわしゅわにされる不憫な運命の人魚姫、
だんだん色も薄くなって本当に消えそうでした。。。

消える消える消える、難しかった。
今回の実験で、真水より炭酸水のほうが物が浮きやすいことがわかりました。
この知識はいつかどこかできっと役立つことでしょう。(嘘)

 

 

トヨクラタケル『あの人達は今』

トヨクラ01

テーマが「消える」ということで、いろいろ悩んだあげく、一発屋と呼ばれる
芸人を描く事に。
まずはフェルトに水彩で着色。この時点で、絵の具がにじんですでに消えた感じに。

トヨクラ02

その人形をシンクに持って行き、ドライアイスを用意。
そこにお湯をかけて煙効果をだす。

トヨクラ03

じわじわと煙が広がって行き、徐々に人形達が消えて行く。
最後には煙に覆われて、ほんとうに消えてしまった。

トヨクラ04

今回のテーマ『消える』はなかなか難しかったけど、フェルトに水彩絵の具も
試せて、収穫あり。
自分もイラストレーション界で消えないようにがんばらないと思った実験後でした。

 

中川貴雄『忍法煙玉』

中川01中川02中川03中川04

今回はテーマが『消える』

テーマが決まった時はまったく何も思い浮かばず

どうやったら面白い事出来るかな〜と考えながら8月を過ごして気がつけば8月も末。

消えると言えば忍者やっ!と思いついてからは早かった。

煙玉で消える忍者をイメージして

まず片栗粉をティッシュに包んで地面に投げつけてみる。。。

まったく煙が上がらず「ペタッ」という音がして片栗粉を包んだティッシュが落ちただけ。

ティッシュを薄くして、今度は小麦粉。

小麦粉の量も多めにくるむ。

地面に投げつけてみると少し煙りが上がる。

これは行けそうだと思い。撮影へ。

庭に忍者の立体作品を持って行って設置。

奥さんに撮影を手伝ってもらい。

いざ撮影開始。

思いっきりティッシュを投げつける。

ちょこっと煙があがっただけで、消えるところまではいかず。。

中川05

何度か小麦粉の量を変えたり、ティッシュの大きさを変えたりして試してみるも

結局消えるほどの煙は上がらず。

どうしようかな〜と考えて、小麦粉に直接息を吹きかけてみる。

ふ〜っ!強く吹き過ぎたっ。ゲホゲホっ

カメラも小麦粉の粉で真っ白になってる。。。。

しかし撮れた映像を見て。

おっ!これならいけそうだ!

中川06

よしっ。撮影再開と思いきやカメラの電池が無くなる。

夕方だったので、1日目の撮影は諦めて次の日に仕切り直し。

中川07

思い通りに進められない事もまた面白いですね。

庭が小麦粉だらけになったので水をかけて片付けしてたら

息子がびしょびしょになって遊んでました。

 

写真を撮る技術ももうちょっと練習しないとな〜

 

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中川貴雄

中川貴雄

1979年 和歌山に生まれる。 2004年 大阪デザイナー専門学校イラストレーション学科卒業。 2004年より関西、関東、海外へと活動の場を広げながら、展覧会や アートイベントなど精力的に活動中。 ekakino-nakagawa.com

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