なりゆきサーカス×にじゆら 02

10月某日。
鼻息荒くデザイン作りに取りかかったなりゆきサーカスの面々だが
第一回目のラフ提出にてまさかのダメ出しを頂戴する。

自由にやったのが裏目に出た、いや、自由なつもりが逆に様々な要素に縛られていたり
イメージを伝えきれていなかったりといったことが露呈。
さらに問題続出。展示方法についても、なりゆきサーカスとにじゆらの間に食い違いが生じる。
とりあえず全員ストップ。
緊急会議。
互いの意見がぶつかり合い、火花を散らす。飛び交う怒号。
誰もがゆずれないところは譲れない。
足並みがそろわない?不協和音上等?!

嗚呼、まるで手ぬぐいの波間を彷徨う舵取りのいない小船のよう(なんだそれ?)
しかし我々のミッションは良い展覧会にすることである。
ここで諦めるわけにはいかない。
個別に打合せを重ね、デザイン入稿日を大幅に延ばしてもらっての対応となる。

じわじわと締切の日は迫る。
こーんなこーとはー今ーまでーなかーった♪(by 小田和正)
突然歌ってみたところで展覧会の期日は決定している。

果たして無事にまとまるのか。
季節は秋。早くもふたつめの季節が通り過ぎようとしていた。

(つづく)

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