タケウマのブログ 2017

2017.03.08 影響力

心理テストの絵を描く仕事をしている。
シンプルな絵柄で良い、ということで気軽に引き受けたものの、思いのほか難しく、奥深く、とても面白い。
まず、対象者が多いことが面白い。
幼年、成人など区切りはあるものの、全日本人が対象なのである。(ちなみにまったく同じ設問の海外版が無数にある)
特定の人がハマる絵ではなく、日本人全員に受け入れられる絵でないといけないわけです。

次に、設問が面白い。
この仕事、絵の改定は80年ぶりだそうで、設問も80年前の設定を色濃く継いでいる。
微妙に修正されながら現在に至るものの、一つ一つに想像が働いて非常に興味深い。
テストなもんで言えないのが残念至極です。

そして、何より面白いのが印象に残らない絵であるということ。
心理テストは被験者が自身の考え100%で答えなければいけません。
絵が思考に影響を与えてはダメ、絶対!
場面設定を一瞬で理解させ、すぐに忘れてしまう絵が欲しい、この要求が衝撃的でした。
何せイラストレーションは印象に残る絵、と思いやってきたので真逆の仕事が存在するとは青天の霹靂。
どうすれば印象に残らないか、
巧くても印象に残るし、下手でも印象に残る。
今まで見た絵で、どんな絵が印象に残っていないか、
考えてみても思いつかぬ。
そりゃ印象に残っていないんだもの、思いつくはずがない。
形の1つ1つも大切。
例えば電話機を描くとして、スマフォだから若い人かな? とか、黒電話だから田舎? などといらぬ想像を働かせてしまったら負けです。
人の体形もおなじ。
中庸で凡庸、平均的な体形がベスト!
普段何気なく描いていた人物が自分好みに手癖でディフォルメされていたことに気づかされました。

それにしても、よくもまあこんな仕事と巡り合わせてくれたもんだと偶然の神に感謝。
印象にのこらず、余計な思考を持たせないことが必要なこともあるんですな。
そんなわけで、つまりはこの記事も忘れてください。
ふーん、そんな風に描かれてるんだなどと思ってはいけませぬ。


2017.03.07 ハト

自転車でハトを轢きそうになった。
急に横断したくなりました!みたいな感じで、
さっきまでじっとしていたのにのんびりヨタヨタ歩きだして、
どう考えてもこちらが通り過ぎるほうが早かったはず、
自転車に気付いて立ち止まるだろうと思いきや、むしろスピード上げて横切ろうとするから危うく轢きかけました。
状況判断ヘタすぎるだろ。
そんなことをしていたらハト派=止まれない無謀な人達みたいになってあちこちに迷惑かけるぞ、などと思ったり。
そんな自転車、今年の初めに撤去され、保管期限も過ぎたので東南アジアへ旅立ちました。
違法駐輪してすみません。


2017.01.16 本音

あけましておめでとうございます。
数年前になりゆきサーカスのキャンプで和歌山の海に行きました。
そこで拾った木片を妻の反対を尻目に持ち帰り、天井から紐で吊り下げて着生植物をくっつけたのが3年前。
その中の1つ、着生ランがこのほど花芽を出した。
開花すれば我が家で初ランですよ!
毎日1時間くらいは眺めてます。
平和です。

妻は英語とスペイン語ができる。
最近海外からの仕事が多いなどと調子に乗ってる僕ですが、妻無しでは無理です。
不在で僕が打つ英文は「Hi, OK」程度。
data(データ)とdate(日付)の違いに気づいたのもつい最近。
先日までは「Here is high reso date」つまり「高解像度の日付を送るね」というメールを送ってました。
兎も角、妻のお陰で海外の仕事が増えてるわけです。

彼女には外国籍の友人から年賀状が届く。
怪しい日本語だったりする。(dateと書いてた僕が言えることではない)
修正ペンで書き直してあったりもする。
そして「今年も素敵なイラストが目に余ります。」と締めてある。
ん?うーむ、

怪しい日本語
修正し忘れ
→ 本音

目に余る自覚あるしな…。


 

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タケウマ
1981年 大阪府吹田市生まれ京都在住 2004年 京都工芸繊維大学卒業後イラストレーターとして活動開始。 アイデアを用いたコンセプトイラストを得意とするほか スケッチ作品にも定評がある。趣味は野球観戦とスケッチ。 http://www.k5.dion.ne.jp/~s-tkm231/